人的資本委員会


委員長 沼田 幸広

『人的資本経営による地域経済の持続的発展と企業価値向上』

熊本県は、少子高齢化や若年層の県外流出といった課題に直面しており、地域の労働力確保が喫緊の課題となっている。特に、TSMCをはじめ半導体産業の集積により、県内だけでなく九州・全国規模での人材が流動化が進んでいる。このような状況において、製造業や建設業、観光業などの地場産業が盛んな熊本においては、熟練した人材の育成と確保が地域経済の持続的発展に不可欠であると言える。

人材を「資源」ではなく「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことが、中長期的な企業価値の向上に繋がる。このような「人的資本経営」を推進することは、地域全体の人的資本の強化と活用を推進するための重要な一歩である。

2025年度 活動内容


  • 「人的資本」についての基本知識を学ぶため、勉強会・セミナーを開催する。
  • 実践的な事例を学ぶため、地方企業の事例を探り、全国の優良事例を学ぶ。
  • 自社での実践に繋げるため、ワークショップを開催する。
  • 「多様な人材」を引き寄せるため、実例と研修会を開催する。
  • 「若者の県外流出」を減少させるため、職業講話を通じて地元企業の認知度•理解度を高め地元定着へと繋げる。
  • 「SDGs達成」、特にカーボンニュートラルの実現に向けた施策を推進する。
  • 熊本フォーラム分科会の企画・運営を行う。


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